歯ぎしり

◆歯ぎしりの種類

〇グラインディング:「ギリギリ」と歯を擦り合わせる歯ぎしり。最も一般的で頻度の多い歯ぎしり。
〇クレンチング:「ググッ」と上下の歯を強く咬み合わせる歯ぎしり。同じ位置で歯を強く食いしばるのが特徴。
〇タッピング:「カチカチ」と上下の歯をぶつける歯ぎしり。それほど多い症例ではない。

◆歯ぎしりによるリスク

1、歯のすり減り・表面の亀裂
詰め物が取れたり、歯が欠けたりすることもある。
2、知覚過敏
歯ぎしりによって歯の噛む面が削れて歯の長さが短くなり、神経に近づき知覚過敏を起こす。
3、歯周病が発症・進行する
歯ぎしりによって歯が揺さぶられ、歯を支えている骨が溶けて歯周病になる。
4、顎関節症を発症する
歯ぎしりによって顎の関節が強く圧迫されて痛くなる。
5、肩こり・頭痛
歯ぎしりによって筋肉が緊張する
6、眠りが浅くなる

◆歯ぎしりの原因

歯ぎしりの原因は解明されていませんが、一般的には以下の要素によると言われています。

〇ストレス:歯ぎしりの原因で最も有力。
〇咬み合わせ:咬み合わせが悪い人は歯ぎしりが起こりやすいと言われている。
〇日中の噛みしめグセ:日中食いしばりが多い人は筋肉が記憶していて、寝ている間も行ってしまう。
〇遺伝的要因

◆歯ぎしりの治療法

残念ながら歯ぎしりを確実に止めることは難しいので、症状を軽減させる治療方法となります。

1、ナイトガード治療

歯科医院で作製したナイトガード(マウスピース)を就寝時に装着して、歯に対する負担を軽減します。装着することで安心し、ストレスも軽減できるという面もあります。

―目的―
①歯ぎしりしているかの確認
数週間装着すると、マウスピースが削れます。パターン・量・場所により、歯ぎしりをしているかどうかがわかります。また、どういう歯ぎしりをしているかもわかります。

②歯と歯ぐき、関節を保護する
(それぞれの年代により3つのうちで1番弱いところに症状がでます)
・幼少~20代前半まで(特に女性):関節に出ることが多い
・20代前半以降~55歳くらいまで:歯に出ることが多い
・55歳過ぎ~:歯ぐきに出ることが多い

2、自己暗示法

就寝時に「咬みしめない」と自分に言い聞かせ、リラックスしたイメージをもって眠りにつく方法です。人によってそれぞれ効果は異なりますが、自己暗示はとても効果的な方法です。

3、行動認知療法

どんな時に歯ぎしりや食いしばりをしているかをご自身で発見してもらい、それを止めるように自身でコントロールする方法です。自覚できるようになると意識的にコントロールできるようになります。

4、薬物療法

鎮痛消炎剤や筋弛緩剤等を用いて消炎を図ります。

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