毎日歯磨きしていたらむし歯にならない?

毎日きちんと食後に歯磨きをしているのに、むし歯になってしまった!「毎日ケアしているのになぜだろう?」そう思ってしまいますよね。残念ながら、ホームケアだけでむし歯を防ぐのは難しいのです。
なぜ、そうなのか。では、どうしたらいいのか、お話していきたいと思います。

下記の4つの条件が重なったとき、むし歯が発生すると考えられています。
歯質:歯のむし菌に対する強さ
細菌:むし歯菌の数
時間:むし歯環境に置かれた時間
糖分:糖分の摂取量

特に、歯の質は永久歯の歯冠が作られる出生から小学校低学年までの時期の栄養によってほぼ決まってしまいます。この時期が“歯の質”を決定するとても大事な時期です。
また、虫歯の発生しやすい咬み合わせの溝の部分を埋める「シーラント」(歯の溝の部分を前もってプラスティックで埋めてむし歯菌の侵入を防ぐ方法。歯を削ったりすることはありません。当然痛みを伴うこともありません。)を乳歯であれば奥歯が生えそろう3、4歳までに、永久歯では6歳臼歯が生え始めたらなるべく早めにすることや、「フッ素塗布」などの処置をすることでさらに歯の質を高めることが出来ます。そのために、カルシウムを多く含む食材を意識的に食べることが大切です。
将来にわたり歯の健康を保つためにも、子どもの頃からのむし歯予防が大切なのです。

ここまでの話だと、歯質が子供の頃に決まっているなら、大人になってからむし歯は防ぎようがないのでは?と思ってしまいますよね。でも、大人になってからでもできることはたくさんあります。
「むし歯になりやすい生活習慣」や「むし歯になりやすい口内環境」になっていないかご自身を振り返ってみて下さい。すると、「歯磨きの時間が短かったな」「間食が多いな」「しばらく歯医者に行っていないな」など、見直しポイントがあるはずです。それらを改善すれば、むし歯のリスクを減らしていくことができるでしょう。

残念ながら、完璧に歯磨きを行うことができる人はいません。だから、むし歯リスクを〝ゼロ″にすることはできないのです。
けれど、むし歯リスクを軽減することはできます。それは、上述したことだけでなく、ホームケアとプロケアの両立を図ることです。ホームケアだけでなく、歯科医院で定期的にプロが行うクリーニング(PMTC)を受けましょう。ホームケアとPMTCの両立でお口の健康を維持できます。歯磨きがきちんとできているか、歯磨きの癖やみがき残しの有無なども教えてもらえますよ。お口の健康のために、定期的な健診を心がけましょう!

次回はむし歯菌について、もう少し詳しくお話しますね。

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